この記事では、わたくしえもんだ社長(現在マイクロ法人社長でフリーランスエンジニアをやっている人物)が、ギャンブルにはまって卒業するまでの体験談(後編)を記載します。
- ギャンブルにはまってて抜け出したい
- ギャンブルをする人のことが分からない
- ギャンブル中毒のあの人を救いたい
こんな人にはきっと参考になる記事です。
是非ともご覧ください。
【前編はこちら】
目次
ギャンブルについての考え方
わたくしのギャンブルについての考え方は、
- ギャンブルは意外と色々な勉強になる
- 人生で一度ギャンブルにハマるのはアリ
- 一度ギャンブルにハマって卒業すると人間が成長する
です。
ギャンブル以外でも、投資で一発逆転とか、情報商材詐欺とか、不動産投資詐欺とかそういうものに引っかかることも無いと思います。
一度ギャンブルにハマって卒業したことは勉強になったと思っています。
ギャンブルにハマる理由
そもそも、人はなぜギャンブルにハマるのでしょうか?
個人的な経験から語らせてもらうと、
- ストレス
- 人生の閉塞感
- 無知と特別感
だと思います。
わたくしがギャンブルを卒業できたのもココを改善したからです。
順に解説していきます。
ストレス
ギャンブルとストレスにはかなりの関係があります。
「ギャンブル ストレス」で検索すると、たくさん記事が出てきます。
実験データまでは見当たりませんでしたが、体験上ギャンブルとストレスには強い相関があることを確信しています。
会社のメンバーと麻雀をしていた時でも、毎朝
「今日は麻雀はやめとこう」
「そうだね。今日は早く帰ろう」
と言っていたのに、夕方になると
「やっぱ今日も打とうか〜」
という話になることが良くありましたw
夕方までに仕事のストレスが蓄積して、ギャンブルを我慢できなくなったのです。
パチスロにハマっていた時も、IT業界にいたのでストレスが多めでした。
今思えば、1番のストレスは資格の勉強であったかもしれません。
仕事で疲れた後に勉強すると、脳にダメージが溜まるのだと思います。
勉強で技術力は身についたのですが、しっかりとした体力配分は出来ていなかったかもしれません。
その結果、ストレスが溜まりギャンブルに手を出してしまう・・・という感覚でした。
人生の閉塞感
閉塞感も大きな原因だと思います。
人生において、
今やっている仕事が毎日同じでつまらない
とか、
今後の明るい未来が見えない
とか思ったときに、ついついギャンブルで快楽を味わいたくなります。
ちょっと話は変わりますが、株への投機などで一発逆転を狙うのは、
今の人生じゃ嫌だ!
という気持ちから来ているのだと思います。
情報商材詐欺や不動産投資詐欺などでよくある売り文句も「人生を変える」です。
特に、本業で「これ以上発展しなさそうだ」という閉塞感があると、ついつい本業以外のところでヒーロー気分を味わいたくなるものです。
無知と特別感
当たりくじを引く確率は、全員同じでした。
という話を聞いたことがあります。
この話を聞いたあなたは、きっと「当たり前じゃないか」と思ったことでしょう。
ところが、ギャンブルで熱くなっている人には、この当たり前のことがわからないのです。(体験談)
不思議なことに、
自分は特別で薄い(確率の低い)ところでも引ける!
と思い込んでしまうのです。
おそらく、過去に薄いところ引いたことがあって、その記憶が強烈に残っているためだと思います。
そんな理由で、麻雀なら(60%で上がれる)リャンメンの3900点よりも、(35%でしか上がれない)シャンポンの5200点を選んでしまうのです。
実際には、確率は必ず収束しますので、期待値の高い行動をとるのが正解です。
しかしながら、この熱中して勝率の低いことをやっている時こそが、ギャンブルが一番楽しい時ですw
ギャンブル卒業
そんなこんなでギャンブルにどっぷりとハマっていた頃もありましたが、、、
タイトル通り、ついに卒業の時が訪れました・・・。
意外なことに、ギャンブル卒業のきっかけは必勝法を発見したことだったのです!
ギャンブル必勝法発見!
実は、ギャンブルには必勝法があります。
端的に書くと、
期待値がプラスになる行動を見つけ出し、その行動を淡々とやり続ける
です。
実は、麻雀で勝率が高い打ち方は、かなり解明されています。
麻雀では、インターネット対戦が2000年代から一般的になり、膨大なデータが蓄積されていきました。
そのデータの解析で、2010年代前半には最適解がほぼ完成していたと記憶しています。(俗に「デジタル」と呼ばれる打ち方です)
もちろん、状況によっての違いはありますが、
手なりテンパイ即リーが最強
他家のリーチには良型イーシャンテン以下はベタ降り
という原則に従っていれば勝率は必ず上がります。
※麻雀用語を多用してすいません。
パチスロでも、わたくしが打っていた頃には必勝法がありました。
『バジリスク絆』という台で、360回転以上している台だけを打つ
一回当たったら深追いせずに必ず即ヤメ
です。
※写真はユニバーサル様の公式サイトから引用しました。この台は検定期限切れで現在は稼働していません。
360回転以上している台はなかなか落ちていません。
- パチンコ屋を何軒も回って、とにかく360回転以上している空き台を探す。
- 360回転以上の空き台を見つけたら打って、必ずボーナスが当たるまで打つ。
- ボーナスが終わったらどんなに名残惜しくても即ヤメする。
この作業を毎日繰り返したら必ず勝てます。
ネットで得た情報ではありますが、「毎日やれば月収15万〜20万くらい」と書いてあったと記憶しています。
1枚20円のスロットで等価交換なら、7,500枚~10,000枚/月(250枚~333枚/日)のプラスです。
実践したことはありませんが、恐らくその程度だと思います。
ギャンブルに負けた時は、熱心にネットで情報収集をしました。
負け額が大きい時ほど特に熱心に情報を集めました。
そして、ついに上記の必勝法を見つけ、自分の気持ちに気付きました。
こんな作業をして小銭を稼いでも面白くない
と・・・。
ギャンブルのことを本心から「面白くない」と思ったのはその時が初めてでした。
個別のお客さんがどんなに大勝ちしても嫌がられることはありません。ある程度の客入りがあれば、お店はほぼ期待値通りの粗利を稼げます。
確率の神秘のメッキがはがれた
確率というのは本当に不思議です。
- ほとんどの場合で上振れや下振れが起きます。
- いずれ必ず収束します。
- 全ての人に対して平等です。
なぜか人間の感覚はこの確率というヤツを正しく認識できないみたいですw
確率を理解できずに踊らされているときが、ギャンブルを本当に楽しんでいるときなのかもしれませんw
しかし、その確率も論理的に考えれば正しく理解できます。
パチスロのリールを50回止めた中で、100分の1 の出目が2回出たとします。
珍しいことかもしれませんが、確率的には十分起こり得ます。
300回止めても、100分の1の出目が一回も出ないことがあります。
これは俗に3倍ハマりと呼ばれてて、5%弱で起こります。毎日300回リールを止めれば月に1〜2回くらい起きます。
こういう風に頭でわかると、感動がなくなり、面白くなくなってきました。
ついにギャンブル卒業
面白くなくなってからは、惰性でギャンブルをしていたと思います。
面白くなくなってからでも、パチスロを辞めるのはちょっと大変でした。
- 音と光の刺激が癖になっている
- 土日に行くという習慣
- 手軽に出来てしまう
というのが主な理由です。
前回も書きましたが、その頃貯金は増えていましたので、金銭的にすぐに辞めなければならない、という状況ではありませんでした。
ギャンブルの合間に勉強し、ITの資格も取れていましたので、ギャンブルで人生設計が狂うほどでもなかったです。
金曜日までにストレスが溜まって、土曜日についつい行ってしまう、という日々が1年くらいあったかもしれません。
しかし、それも次第に減っていきました。
恐らくは、資格の勉強がひと段落して、勉強のストレスが無くなったからです。
また、取得した資格のおかげもあって、仕事はかなり順調でした。仕事のストレスが減ったことも原因だと思います。
最後の一押しは、部屋の大掃除だったかもしれませんw
部屋を掃除して、着なくなった服などのいらないモノを全て捨てたのです。
それで気分が一新されたのか、頭からギャンブルが消えていきました。
そんなこんなで、気が付いたら1ヶ月以上麻雀もパチンコもやってませんでした。
ギャンブルには完全に飽きた。卒業だ。
と確信しました。
まとめ
ギャンブル卒業してからしばらく経つのですっかり忘れていましたが、人生で結構な時間をギャンブルに費やしていたみたいですw
時間を費やしていただけあって、「期待値」「確率は平等」「体感は当てにならない」ということを身銭を切って体験できました。
ギャンブル経験は今の人生にも生きてると思ってます。
また、ギャンブル(特にパチンコ)に対して、異様な嫌悪感を抱く人を見かけますが、それでは実態を掴んでいるとは言えないと思います。
古代ギリシャでもサイコロを使ったギャンブルがあったそうです。そのくらいギャンブルは人類に普遍なものです。
一番良いのは「一度ハマって卒業する」である、というのがわたくしの持論です。
しかし、人にギャンブルを勧めるつもりは全くありません。
やりたくなかったら、やらなくても全然問題ありません。
この記事がお読みのあなたの役に立てれば幸いです。
それでは (*゚▽゚)ノ