この記事では、前回の年収500万円を得る方法に続いて、ネットワークエンジニアで年収1,000万を得る方法を解説します。
厳密に言うとフリーランスで売上1,000万を達成する方法ですが、フリーランスの売上 ≒ サラリーマンの給料ですので、同じ扱いにしてます。
是非ともお読みください。
前回の記事(年収500万)のおさらい
まずは簡単に年収500万円のおさらいをします。
大きく以下の4ステップで進んでいきます。
- エンジニア業界に入る
- 仕事の幅を広げる(色々な仕事を引き受ける)
- 資格を取得する
- 転職する
これをちゃんとやれば、年収500万円はかなり堅いと確信しています。
これに以下のポイントを加えると、年収1000万が見えてきます。
- 第2、第3専門性
- (常駐型)フリーランスになる
- 時世と運
以下、一つ一つ解説していきます。
第2、第3専門性
皆さん、一人前のネットワークエンジニアを見たことはありますでしょうか?
仕事の幅を広げながら(実務)、資格取得も行えば(座学)、努力次第では数年でいろいろな現場で活躍できるエンジニアに成れると思います。
僭越ですが、ちゃんと自習を怠らずに積極的に業務を引受けていれば、5年~10年くらいで一人前と言えるレベルに到達するのではないでしょうか。
いくつかの現場に入ったことのある人なら、
「色々知っていて」「問題を解決し」「先輩・後輩・上司・部下皆から頼りにされる」立派なエンジニアを見たことはあると思います。
しかし、エンジニアリング以外の専門性を持った人を見たことはありますでしょうか?
正直、かなり珍しいと思います。
1分野でも一通り身に着けるには、大きな時間と労力を費やす必要があります。
1分野であればコツコツ頑張ればかなりの確率で一人前になれるとは思いますが、それでも実務5年~10年くらいの経験は必要だと思ってます。
それとは別に、もう1分野でスペシャリストになる、というのが年収1,000万円の達成方法です。
NWエンジニアであれば、
- 英語
- ドキュメント、構成図作成
- 説明能力
- 営業、セールス
- サーバーやプログラミング(フルスタックエンジニア)
などだと思います。
個別に解説します。
英語
英語はかなり強いです。
なぜなら、英語ができないと仕事が全く進まない部署が実在するからです。
最近の翻訳ソフトはかなり強力で、有用なモノを無料で利用できます。
しかし、実際に大金が動くプロジェクトを英語が全く分からない人に任せられるのか、というと厳しいところです。
また、同時通訳となると、現時点(2022年10月)ではビジネスレベルまでは実現できていません。
ただいま「AI 同時通訳」で検索したところ、『2025年実現へ開発加速』との記事が出てきました。
しかし、過去に自動運転とAIについての記事で述べましたが、『○○年に△△を実現』という話は眉唾物だと思っています。
細かい話はテーマからそれるので深入りしませんが、英語というスキルの価値が暴落することはない、と個人的に確信しています。
えもんだ社長もスペシャリストという程ではないですが、一応英語はできます。
英語が必要な現場からは恐ろしいほど食いつかれますww
英語を武器にえげつない単価交渉はしたことはありませんが、1000万円(月単価83.3万円)を大きく超える契約もできると思っています。
ドキュメント、構成図作成
これもかなり強いです。
ドキュメントとは、要件定義、開発計画、設計、リリースなどの各工程について、きちんと根拠などを明示した上で詳細を記載した書類です。
【参考記事】
これをちゃんと書けるNWエンジニアはかなり珍しいです。
※体感では、3~4人/100人くらいですww
頭の中で設計できる人はかなり多いです。
設計に関して、わたくしよりもずっと色々と詳しくてすぐに正解を導き出すNWエンジニアを何人も見てきました。
しかし、10年後に見ても当時の設計思想を読み解けるような文章は、ほとんど見た記憶がありませんw
また、構成図を作成できる人もかなり重宝されます。
理解が深い人ほど脳内構成図で完結してしまっているのか、必要な情報が入っていない構成図を書く人が多いですw
そもそもドキュメントや構成図が存在しない現場もあります ((( ;゚Д゚)))
(簡易版)構成図の書き方については、以下の過去記事をご覧ください。
この記事ではパワポでの書き方を解説していますが、もっと詳細でより専門的な構成図を作成できるのは、Microsoft Visioです。
Visioでちゃんとした構成図を作成すると感動されますw
ドキュメントでも構成図でも、情報を整理して簡単に参照できるようにしておく、というのはとても大事です。
説明能力
これもやはり世の中へ大きく貢献できる(≒高給を期待できる)能力です。
世の中にはたくさんのIT系スクールがあります。
(ご存じの通り、評判が悪いスクールもたくさんありますw)
これはやはり、エンジニア育成の需要が大きいからだと思います。
正直、多くのエンジニアは説明があまり上手くないですw
自分の頭の中にある正解を高速に喋って初心者を「ぽかーん( ゚д゚)」とさせるベテランも珍しくありませんw
エンジニア能力がとても高くて、才覚・努力共に高いレベルであろう人ほど、何故か初心者お断り仕様の確率が高いですww(優秀な人ほど忙しいので、仕方ない部分もあります)
えもんだ社長は、自分の考えをみんなに理解してもらいたいと常日頃から思っていますので、できるだけわかりやすく説明し理解させようと必死になります。おかげで大体の現場で説明力は好評です。
初心者相手だけでなく、サーバ担当やアプリ担当、予算を担当する人などにわかりやすく伝えることができる能力は、実務上とても強力です。
また、嫌な顔せずにいろいろな人にわかりやすく伝えていると、自然と自分に情報が集まってきます。
フリーランスであれば、他の事業を展開することも視野に入るでしょう。
やはり、説明能力はとても強力なスキルです。
営業、セールス
セールスは何かと軽視されがちですが、とても大事な仕事です。
素晴らしい能力や商品でも、最後の段階でマネタイズ(稼ぐこと)が出来なければ、商業的には宝の持ち腐れになってしまいます。
えもんだ社長は、若い頃は低学歴で仕事がなく、電話営業のような応募すればだれでも採用される仕事をやっていましたw
その頃の電話営業の能力は、NWエンジニアの現在も生きています。
特に初対面の人と話す能力が一番役に立っています。
電話で人と話すと大体うまくいきますw(これが一番実務で役に立ってます)
なぜか異様なほどに好かれたりもしますww
わたくしは経験したことはありませんが、プリセールスなどの業務は比較的単価は高いです。
「プリセールス エンジニア 求人」で検索すると、年収1,000万円の仕事が沢山出てきます。
やはり、セールス能力はあらゆる業界で役に立つ鉄板の能力だと思います。
サーバーやプログラミング(フルスタックエンジニア)
もはや説明は不要でしょう。
全てのレイヤで業務経験を持つフルスタックエンジニアは、どのIT企業も欲しがる人材です。
こちらも試しに「フルスタック エンジニア 求人」で検索してみると、やはり年収1,000万円以上の求人が沢山あります。
IT業界はどんどん細分化が進んでいます。
半導体チップの設計・製造、サーバなどハードウェア・OS、NWのハードウェア・OS、プログラミング、、、
いつも問題になるのは、各領域で考えや目標が違うので話がまとまりづらい、無理やりまとめるとある領域で異様に非効率になる、という事象です。
サーバー担当の方に「国際WAN回線でどれだけの帯域が必要か?」と聞いたら「100Mbps保証」なんて当たり前に言ってきますw
体感では、ITが高度になればなるほど、人間的な争いが増えているように思います。
そんな普遍的な問題に対処できるのがフルスタックエンジニアです。
あらゆるIT企業が欲しがるのも無理はありません。
(常駐型)フリーランスになる
前項の解説は、スキルアップについての解説でした。
最後に目標収入を達成するためにはもう1歩必要です。
それが(常駐型)フリーランスになるです。
『常駐型フリーランス』というのは聞き慣れない言葉かと思いますが、要はフリーランスのエージェントに登録して派遣社員のように働く、ということです。
試しに、現在えもんだ社長が契約しているTECH STOCKというエージェントなどで「ネットワーク」と検索してみましょう。
安い求人もありますが、年収1,000万円(月額83.3万円)以上の条件も沢山あります。
端的に言うと、月額83.3万円以上の契約をすれば、年収1,000万円達成です!
高単価案件を取るにはエージェント選びが重要です。
以下解説します。
エージェント選び
フリーランスでやっていく上で大切なのがエージェント選びです。
どんなに能力が高い人でも、エージェントに35%も取られたら、高収入は難しいです。
SESのエージェントは参入障壁が低いので、設立したばかりの中小零細企業がわんさかいます。イマイチなエージェントも多いです。
中抜き対策などの良質エージェント選びのコツは、以下の記事で解説しています。エージェント選びについて明確な考えに至っていない方は、是非ともご一読ください。
なお、執筆者のえもんだ社長が現在契約している、TechStockはかなりいいエージェントだと思います。
TECH STOCK
フリーランスを考えている人は、試しに面談してみることをオススメします。
時世(トレンド)と運
これも重要です。
2022年現在、エンジニアは人員不足が続いているので、給料は上昇傾向です。
求人側は、ちゃんとできるエンジニアならお金をかけてでも欲しい、という状況です。
「常に募集をしているのに、ちゃんとした人がなかなか来ない」という話はどこの現場でも耳にします。
これまでに書いたことを着実に身に付けていけば、今の時世に乗って高給を取る事は十分可能です。
注意点を上げるなら、「採用担当者は大量に応募してくるイマイチな人材に辟易としている」ということです。
現在フリーランスブームが来ていますので、エージェント会社にとっては稼ぎ時です。いろいろな会社が沢山のエンジニアを色々な企業に紹介しています。
採用する側としても、フリーランスのエージェント会社に強力に勧められて採用したが、現場で全然活躍できない人だった、というケースは沢山あります。
そういったトレンドがありますので、
- 着実な仕事をする
- 無理な応募はしない
- 人目を惹くスキルを身に付ける
という部分に気を配りましょう。
また、「現在の好景気がずっと続くとは限らない」ということも念頭に置いておきましょう。
特に、DX人材と呼ばれる人の単価はかなり過熱気味だと思います。
仮に高単価の仕事を得たとしても、それがいつまでも続くとは限りませんので、高級車の購入などはある程度の蓄財が出来てからにしましょうw
2022年現在のトレンド
大雑把に現在のトレンドをまとめると、
- かなりの人手不足(売り手市場)
- 異業種からの転職者が多い
- 企業が求める理想の人材は即戦力のベテラン
- 単価の高騰はバブルの可能性あり
といったところです。
若手のエンジニアの戦略としては、
まじめに努力をしてエンジニアリング能力を身に付けられるよう頑張る
が一番です。
いつの時代も有効な鉄板戦略ですが、2022年の好景気時にも強力な戦略です。
まとめ
年収1,000万円を達成するためには、
- 第2、第3専門性を身に付けて代わりが見つからない人材になる
- 良いエージェント企業を選び高単価&低中抜きで報酬を受け取る
- (現在のような)好景気の時に転職などの活動を積極的に行う
が大切です。
そして、何よりも忘れてほしくないのが、高給を取るために必要なのは、きちんとした努力で世の中へ貢献する能力を磨くことだ、ということです。
この部分を覚えておけば、「誰でも3か月で月収100万円」などという話に騙されることもないと思います。
コツコツと能力を磨いていけば、誰でも高収入は可能です。
繰り返しになりますが、執筆者のえもんだ社長が現在契約しているTechStock などのまともなエージェントであれば、年収1,000万円は十分可能です!
TECH STOCK
この記事をお読みのあなたが、ご自身の人生をより幸福にできることを願っています。
それでは (*゚▽゚)ノ