IT業界

IT業界のポジション詳細_02

どうもどうも、えもんだ社長です (*゚▽゚)ノ

本日は、IT業界の9ポジションの詳細の第2弾です。

【当シリーズ】




IT業界の9ポジションは以下の通り

  1. 大企業の管理職(1000万前後)
  2. 上流工程のフリーランス(900万前後)
  3. 大企業のベテラン正社員(700万前後)
  4. 上流工程の派遣社員(600万前後)
  5. 下流~中流工程のフリーランス(550万前後)
  6. 中小企業のベテラン正社員(500万前後)
  7. 下流~中流工程の派遣社員(400万前後)
  8. 大企業の新入正社員(350万前後)
  9. 中小企業の新入正社員(250万前後)

前回の記事では、9番~7番を解説しました。

今回の記事では6番~4番の、勤務時間、ストレス度、社会的地位、将来性、離職率、総合の各パラーメータを独断と偏見でレベル分けし解説します。

※ちなみに、Aが一番良くてEが一番悪いです。例えば、「ストレス度A」はストレスが少なくて、「離職率E」は離職率が高いです。

是非ともご覧ください (๑╹ω╹๑ )

中小企業のベテラン正社員

年収目安 勤務時間 ストレス度 社会的地位 将来性 離職率 総合
500 A~C A~D B D A B

勤務時間:A~C

えもんだ社長の観察によると、このポジションの人は勤務時間をある程度選べるように見えます。残業時間が多い人もいますが、本気を出せば早く帰ることもできそうに見えます。(いわゆる生活残業というヤツかと思われます)
もちろん、状況によって働きづめにならないといけない時期もありますが、悪くてもCかなと思ってます。

ストレス度:A~D

これは現場によります。社内というよりも、常駐先などの取引先によって変わります。変な人でなければ、社内で後輩や上司からいじめられることもないとは思います。
ということで、良かったらAで、悪いとDくらいだと思います。

社会的地位:B

やはり正社員でベテランであれば、地位はそれなりに高いと思います。常駐先の現場で一緒に仕事をする人でも、自社での役職は次長という方にも会ったことがあります。
やはり、社会的地位は総じて高めだと思います。

将来性:D

このポジションの人は、すでに地位があって年齢も高いので、成長はひと段落しているはずです。
会社が中小企業から大企業になって、自身も急上昇することもあり得ますが、一般的には急上昇は珍しいと思います。

離職率:A

これはかなり低いです。もともとIT業界の荒波に耐えてこのポジションを獲得した方ですので、簡単にはやめないと思います。
コロナ前、景気が良くて転職が簡単な時でも、転職した人は見た記憶がありません。

総合:B

忍耐力でこのポジションを獲得したのか、そもそもITの素質があったからここまで来れたのか、、、
ともあれ、このポジションの人は、そこまで華やかさはなくてもみんな幸せそうに見えますww

下流~中流工程のフリーランス

年収目安 勤務時間 ストレス度 社会的地位 将来性 離職率 総合
550 A~C A~E D A D C

勤務時間:A~C

フリーランスの勤務時間について、そこまで酷い話はあまり聞いたことはありません。
大庭の契約は「月140時間~180時間で○○万円、180時間を超えたら1時間〇千円」のようになっています。
残業代(超過時間分)は、ごまかされるケースは珍しいと思います。というのも、業務委託はコンプライアンスに厳しい大企業がかかわっていることが多いので、あまり派手に変なことはできないケースが多いです。
ということで、悪くてCだと思います。

ストレス度:A~E

これもやはり現場によって違います。フリーランスはそこそこハードルの高いポジションで給料も悪くないので、多少のパワハラに耐える人も珍しくはないと思います。
また、確定申告や税務などを自分でやる必要があるので、これもストレスになると思います。

社会的地位:D

地位は低いです (/ω\)
ローン審査やカード審査はあまり期待しない方がいいでしょう。
「フリーランス」というと聞こえがいいので回りに言うと反応がいい場合もあります。でも、やはり日本では正社員が1番という風潮がありますので、社会的地位としてはDくらいだと思います。

将来性:A

フリーランスは、独立というステップに最も近いポジションです。
「法人成り」という言葉もあるくらいで、税法や法人登記などでも法人成りを想定した手続きがあります。
また、フリーランスではより上流の工程に行くと一気に給料が上がります v(。・ ω・。) ♪
頑張り次第で短期間での収入アップも可能ですので、将来性はAとしました。

離職率:D

フリーランスでは、2年努めれば「長期」という扱いになるくらい、離職が多いです。えもんだ社長の知っている範囲では、最長勤務の人は4年以上5年未満くらいだったはずです。
もともと1プロジェクトだけ(開始~完了で1~2年ほど)という短期の契約もままあります。
ただし、NWエンジニアはとても需要の高い職業ですので、一般的に離職期間が長期になることはあまりありません。収入面はそこまで心配はいりません。
現場が変わるときにはストレスが多めになるので、そこが一番の問題でしょうか。
ともあれ、現場の変更は頻繁にあることは念頭に置いておきましょう。

総合:C

総合評価は難しいです。
「自分の能力でお金を稼ぐ」という考えが好きな人には合っています。「チームの一員でいることで給料をもらう」という考えが好きな人にはあまり会わないと思います。
やはり人それぞれといったところでしょうかw
リスクを取れる人(独身・実家住みなどで生活費があまりかからない、貯蓄が多い、家族の収入をアテにできる等々)は、法人成りを期待してこのポジションに挑戦するのもよろしいのではないでしょうか。

上流工程の派遣社員

年収目安 勤務時間 ストレス度 社会的地位 将来性 離職率 総合
600 A~C A~D C C C B

勤務時間:A~C

やはり派遣ですので、下流~中流工程の派遣社員と同様に、残業はそこまでないケースが多いはずです。
ただ、そこそこ責任のある仕事を任されるケースが多いので、残業せざるを得ないことはままある模様です。
えもんだ社長の見てきた限りでは、悪くてもCくらいです。

ストレス度:A~D

他のポジションと同じく現場次第ですw
派遣はすぐに現場を変更出来るケースが多いので、ストレスを抱え込む前に逃げることは可能です。
しかし、ある程度上流工程になると責任のある業務を任されることもありますし、年齢的にもすぐに逃げにくくなったりしていますww
悪ければDもあり得ると思います。

社会的地位:C

やはり地位は低いです (/ω\)
「派遣社員」という響きが悪いですw
ただ、金融機関などの評価はフリーランスよりはマシだと思いますw
総じてあまり期待しない方がいいと思います (;´・ω・)

将来性:C

派遣社員のキャリアとしては、天井が見えている頃です。ここからのクラスチェンジ先としては、正社員やフリーランスがあります。
ただし、一般的に大企業の正社員は中途枠が少なくて、中小企業の正社員は給料が低い、という問題があります。
行くとしたらフリーランスから独立、という道筋が一番でしょうか。
知っている限りでは、派遣を続ける人がほとんどかと思います。迷いましたが、C評価としました。

離職率:C

現場次第ですが、重要な仕事を任せられている人はそうそう簡単には辞めませんし、会社も手放したがらないです。
このポジションに来ればそうそうひどい扱いを受けることもないはずですので、短期で離職する人はあまり多くはないと思います。
派遣の3年ルールによって通常の方法では3年以上同じ現場に勤務するのは難しいので、C評価としました。
(ちょっと話は変わりますが、大企業の正社員も3年くらいで異動したりします・・・)

総合:B

社会的地位の低さと、(フリーランスへの転向などで大きく環境を変えない限り)キャリア的に天井が見えている、という部分がマイナスで、そのほかの部分が悪くない、といったところです。
ただ、このポジションの人たちは大体みんな幸せそうに見えます ww
ということでB評価です (*'ω'*)

まとめ

今回紹介したポジションは中堅のポジションで、年齢的にもキャリアの大勢が判明している頃かなと思います。(フリーランスだけはまだまだ流動的な感じがしますが・・・)

この頃になると、若手の頃の勉強がひと段落して、知識や資格以外の部分がキャリアに影響を与えてくるような気がします。

やらされる仕事の範囲が広がってくると、すべてを自分で出来ないので、人に頼んだりすることが大事になってきます。(いわゆる「コミュニケーション能力」というやつでしょうか)

この記事を読んでもらって、ご自身のキャリア形成の参考にしてもらえればうれしいです。

それでは (*゚▽゚)ノ

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