IT業界

企業が求める「コミュニケーション能力」と「まともな人」

どうもどうも、えもんだ社長です (*゚▽゚)ノ

今回は、求人とかでよく見る「コミュニケーション能力」について解説します。

正直なところ、ネットでコミュニケーション能力について調べても、自分の生活で役に立ちそうな話は出てこないと思います。

参考サイト:Wikipediaの「コミュニケーション能力」の項目

えもんだ社長は、バイト暮らし、コールセンターの契約社員、IT業界のネットワークエンジニアなど色々経験し、今ではマイクロ法人を経営しフリーのエンジニアをやっている30後半の者です。

そんなわたくしですが、コミュニケーション能力については一定の明確な考えを持っています。

実務においても十分役に立つ考えであると自負しています。

是非ともご覧ください (๑╹ω╹๑ )

「コミュニケーション能力」が高い人とは

結論から言うと、求人などに書いてある「コミュニケーション能力が高い人」というのは、

まともな人

を指しています。

具体的には、

  • ちゃんと人の話を聞いて
  • 無理なことや非常識なことを言わず
  • 身だしなみがキチンとしていて
  • 人を不快にさせない

こんな人です。

  • 人の話をちゃんと聞かない
  • 無理なことや非常識なことを言う
  • 身だしなみがキチンとしていない
  • 人を不快にさせる

こういう「変な人」の逆ですw

個人的な考えですが、求人に「コミュニケーション能力が高い人」と記載されていると、まともじゃない人で苦労した過去(あるいは現在)があるのかな?と邪推してしまいますw

大企業で会った人達

大企業であった人達には、やはりコミュニケーション能力が高い(=まともな人)が多かった印象です。

変な人も居るには居るのですが、仕事の中心からは外れてしまう、いわゆる窓際のような扱われかたをしていました (´・ω・`)

わたくしが見てきた限りでは「能力が高い人」よりも「まともな人」が多かった印象です。

もちろん、能力が平均的に高い人が多いのですが、(良くも悪くも)得意分野で一点突破という人はあまり見た記憶がありません。

そして何よりも、大抵の人は上記のまともな人の特徴をきっちり抑えていました。

大企業の正社員は大学生の時に3回くらい面接して入社しますが、そのプロセスは優秀な人を選抜する面よりも、変な人を排除する面の方が強いのだろう、と推測しています。

(えもんだ社長は大企業の新卒採用には関わったことはありません。あくまで現場視点での推測です)

時折、現場で「どういう人と一緒に働きたいか?」を話し合うことがありました。

最初は「ITに詳しい人がいい」「細かい事務仕事が得意な人がいい」などの意見から始まりますが、「言うことを聞かない人は困る」のような方向に話が進み、最終的には「まともな人が良い」という結論になることが多かったです。

実際のところ、実務能力はある程度の期間修業すれば身につくことが多いです。

しかし、変な人を治すのはとても大変ですし、周りの業務にも悪影響を及ぼすことが多いです。

やっぱり、変な人が自分の職場に来るとかなり困ります (´・ω・`)

大企業のビジネスと採用(現場経験からの推測)

えもんだ社長は、(派遣や常駐型フリーランスでの話ですが)複数のIT系大企業の現場で業務を行った経験があります。

その経験から言わせてもらうと、、、

大企業のビジネスはすでに完成されています

※新規ビジネスもありますが、計画立案から人員配置などの「新規ビジネス展開の手法」はほぼ完成されています。

よって、根本の部分で社員に求められている能力は、完成されたビジネスを身につける能力だと思います。

テストで高得点を取る → 誰かが決めた正解を素早く正確に求める能力が高い

スポーツの経験がある → 指導者や先輩に一切逆らわずに、長時間の苦しい練習にも耐える

テストの成績がいい学生や、スポーツをやっていた学生が就活市場で高く評価されるのは、完成されたビジネスを身につける能力が高そうだからです。

また、変なことをせずに現在のビジネスを維持発展させてほしい、という考えもあります。

やはり、「特別な才能を持った超人」よりも「まともな人」が欲しいというのが大企業の本音だと思います。

ちなみに、「完成されたビジネスを身につける」というのも簡単な話ではないです。

ITなどの専門技術の他、ちゃんとした挨拶や電話やメールでのマナー、事務作業、資料を作成する業務などは、事業を行う上で必要な能力です。

ピアノの演奏や絵の描き方などと同じように、長期的にちゃんとした努力をして初めて身につく能力だと思っています。

起業で必要な能力(実体験)

ここでちょっと脱線はしますが、起業において必要な能力をちょっとだけ考えてみます。

えもんだ社長は、マイクロ法人経営を始めてもうすぐ3年になる者です。

そんなえもんだ社長が思う起業で一番必要な能力は、お金の管理能力です。

ピーター・ドラッカーの言葉に、

企業人の代わりに私欲のない天使が役員の椅子に座っても、利益については関心を持たざるをえない。

というものがあります。

企業理念とか実現したいことはあっても、事業存続のためにまずは財政的に破綻しない会社にする必要があります

現状、えもんだ社長の企業は倒産しそうにはありません。

理由は、単純に贅沢をしていないからですw

出費は派遣社員のころからほとんど変わっていませんww

「収入 >> 支出」を愚直に守ってコツコツお金をためて、別のビジネスをやるときのために備えています (๑╹ω╹๑ )

また、(大企業の方々も含めて)サラリーマンの方々を見ていて良く思うのは、会社のお金がどこから来てどこに行っているのかを意識していない人が多い、ということです。

経営すると嫌でもお金の流れは把握する必要があります。起業を考えている人は、今の自分の会社のお金の流れを把握すると、起業に向けたいい準備運動になると思います。

ちなみにドラッカーは、
『企業にとっての利益は人間にとっての水のようなものである。人間は水が無ければ生きられないが、水を飲むために生きているわけではない』とも言っていました。
別の記事で詳細を書ければと思います。

コミュニケーション能力を上げる方法

それでは、コミュニケーション能力を上げる方法を記載します。

結論から書くと、

自分の所属する組織の発展を考えて行動する

です。

コミュニケーション能力が低い人(≒変な人)を見ていて共通して感じるのは、

組織全体の発展を考えていない

です。

改善するためには、、、

仕事量、能力、意見、ルール、収入と支出、などの普段考える言葉の前に「チームの」とか「会社の」という言葉をつけるといいと思います。

(自分の)仕事量 → チームの仕事量

(自分の)収入と支出 → 会社の収入と支出

こういう風に物事を考えていると、周りの人たちのためになる行動がとれるようになると思います。

結果、自然とコミュニケーション能力の高い(≒職場で好かれるような、まともな)振る舞いができるようになると思います。

※出来れば、チームや会社よりも「世の中の」という風に大きく考えられた方が、より効果は高いと思います。

「話し方」や「人との接し方」という個別の手法を学ぶ前に、最初に上記の心得を持つことが改善の第一歩だと確信しています。

ちゃんとした心得を持って改善すれば、長期的には必ず身に付きます。

話し方などの個々の技術の習得には得手不得手があると思いますが、長期的には大きな問題にはならないはずです。

まとめ

30後半になって確信していることは、

世の中のみんなの役に立つ仕事をしている人は、世の中のみんなに必要とされる

ということです。

  • SNS上で出ては消える怪しい情報商材
  • 起業しては消えていくSES企業

こういう商売がすぐに消えてしまうのは、世の中の役に立っていないからだと思います。

(もちろん、ちゃんとした成果を出して残っているモノもたくさんあります)

  • 地域のパン屋
  • 町の電気屋
  • クルマの部品を作っている工場

こういう商売が地味でも生き残っているのは、世の中の役に立っているからだと思います。

世の中の役に立つ仕事をしていれば、収入が増えやすくて、仕事上の満足感も大きい、幸せな人生を歩めると思います。

また、完全に個人的な感想ですが、派手な生活をSNSなどで自慢している人たちを見ていると、どこか不幸せそうに見えてしまいます ( ;∀;)

このブログも、毎回世の中の役に立てることを願って書いています (*^^)v

それでは (*゚▽゚)ノ

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