どうもどうも、えもんだ社長です (*゚▽゚)ノ
今回は、IT業界のポジションと給料について書きます。
えもんだ社長が経験してきた、首都圏でのネットワークエンジニア業界の話になりますが、IT業界全体で共通する部分は多いと思いますし、IT業界以外でも参考になる内容だと思ってます。
疑問があれば、コメントでもDMでもお気軽にお問い合わせください。できる限り回答します (๑╹ω╹๑ )
【当シリーズ】
IT業界のポジション
まずは、IT業界のポジションについて書きます。
良くも悪くも、IT業界ではポジションごとに給料のレンジは大体決まっています (>_<)
年功序列だけではないですし、スキル次第という訳でもありません。大体はポジションで決まります。
えもんだ社長の知ってる限りでは、主なポジションは以下の9個です。
- 大企業の管理職(1000万前後)
- 上流工程のフリーランス(900万前後)
- 大企業のベテラン正社員(700万前後)
- 上流工程の派遣社員(600万前後)
- 下流~中流工程のフリーランス(550万前後)
- 中小企業のベテラン正社員(500万前後)
- 下流~中流工程の派遣社員(400万前後)
- 大企業の新入正社員(350万前後)
- 中小企業の新入正社員(250万前後)
給料は大体こんな感じです。
派遣が正社員を超えていたり、フリーランスが結構高かったりと、IT業界以外の人にとっては、ちょっと意外かもしれません (๑╹ω╹๑ )
ただ、IT業界長い人であれば、大体おなじ意見だと思います。
もし、異なるご意見があれば遠慮なくお教えくださいww
では、さっそく9番から解説します。
中小企業の新入正社員
一番給料が安いのがこちら、中小企業の新入正社員です (´・ω・`)
ここで言う「中小企業」とは、主に「SES(エンジニア派遣業)のみで、一次受け案件をほとんど持っていない企業」のことです。
えもんだ自身はこのポジションには着いたことはないんですが、現場で出会ったこのポジションの方々の話はよく聞いたことがあります。
正直、ちょっと笑えない話も聞きました ( ;∀;)
えもんだの知っている限りでは派遣社員の方が大分いいです。というか、IT業界の派遣社員の待遇はそこそこ良いと思います。(後述)
このポジションの方々の給料は、
月給20万円 × 12ヶ月(ボーナスなし)とか、
月給17万円 × 14ヶ月(ボーナス夏冬1ヶ月分ずつ)とかです。
もし選択できるのであれば、このポジションは避けた方が無難ですw
ただ、もし現在のあなたがこの環境にいるとしても、悲観し過ぎる必要はありません! (^o^)
エンジニア業界は比較的人材の流動性が高く、より給料の高い企業や現場に移るチャンスは沢山あります。
エンジニアとして成長できる業務に積極的に取り組み、資格取得などもどん欲に行いましょう。
これはすべての人に大事なことですが、現在の環境で出来ることを全力でやっていれば、必ず道は開けます!!
大企業の新入正社員
続いては、大企業の新入正社員です。
ここで言う「大企業」とは、「IT系の大企業」のほか、「別業種(金融、小売り、製造など)の大企業グループのシステム子会社」などです。
ネットで検索したら、大卒初任給は20数万だそうです。
ボーナスが年2回・2か月分ずつで、20数万 × 16ヶ月 の350万程がボリュームゾーンだと思います。
そのほかに、住宅手当が出たり、IT研修(10万以上かかる場合も珍しくない)を受けられたりします。
特に住宅手当は大きいです。企業により細かい規定は異なるはずですが、話に聞いた限りでは、大体5万~10万くらいだそうです。
大企業の正社員という社会的地位もありますし、将来的に給料は上がりますし、出世する可能性もありますので、全く悪い地位ではありません。
一般的には、年収の額面よりもずっと贅沢です (*´з`)
この記事をお読みのあなたが大学生であれば、就活には全力を尽くしましょうw
下流~中流工程の派遣社員
続いては、こちらのポジションです。
主に、運用・監視などを行う派遣社員です。
「え?400万も?」と思った方も多いのではないでしょうか?
実際あります。
時給2000 ×160時間 ×12ヶ月 = 408万
みたいな感じです。
以下の求人サイトで検索すれば時給2000円の案件も見つかるかと思います。
ある程度の経験があれば、このくらいの待遇にはなります。(完全未経験ではちょっと厳しいかもしれないです)
とりあえずこれだけあれば、一人暮らしの若者ならかなり贅沢できるでしょう。
えもんだ社長も、これだけあれば十分です。(すでに若者とは言えませんがw)
ただし、地位は安定していません。いきなり現場が終了することもありますし、雇止めもままあります。
派遣の「3年ルール」という意味不明の誰得ルールもあります (´・ω・`)
しかし、ある程度の経験とスキルがあれば、別の現場に配属されるのは全く難しくありませんので、そこまで心配するほどではありません。
(例えば、どこかの現場で3年近く続いていて、CCNAを持っていれば、配属先が途切れることはまずないでしょう)
そして、上流工程派遣社員へのステップアップも可能です。
いつでも転職できるように、自己研鑽は怠らないようにしておきましょう (๑╹ω╹๑ )
中小企業のベテラン正社員
こちらのポジションは、中小企業の新入正社員のランクアップバージョンですw
このポジションになれる人は、意外と多くはないと思います。
一般的なイメージの通り、IT業界は人の入れ替わりが激しいです。
若手のころに、嫌になって辞める人が本当にたくさんいます (;´・ω・)
仕事の難易度や、合う人材合わない人材、という理由もありますが、やはり一番大きい理由はほかのポジションとの待遇格差だと思います。
これはIT業界の多重下請け構造が原因だと思います。(この点については、また別の記事で詳述する予定です)
しかし、頑張ってこのステージまで来た人なら、収入はかなり上がっているはずですし、スキルも身についているはずですので、社内のみならず取引先や常駐先でも一目置かれる存在になっているはずです。
やはり、スキルを磨きながらいろいろな業務に取り組めば、いずれいい待遇は受けられると思います。
希望を捨てずに頑張りましょう (^o^)
下流~中流工程のフリーランス
このポジションは、手順書作成や現場作業などを行う常駐型のフリーランスです。
このポジションへは、下流~中流工程派遣社員や、中小企業の新入正社員から流れてくる人が多いです。
月給45万 × 12ヶ月 = 540万
くらいが相場だと思います。
※ちなみに、厳密にいうと、フリーランスで受け取るのは業務委託の「売上」で、雇用による「給料」とはちょっと別です。社会保険には加入できず、国民健康保険に自分で加入し、支払う必要があります。(これについて書くととても長くなるので、また別の記事で書きます)
以下のサイトで検索すれば、大体そのくらいの単価の案件が見つかるはずです。
エンジニアとして「超すごい!」という程ではなくても、このポジションに入るのは比較的難しくはないと思います。
企業側としては、雇用のリスクを負わなくてよく、その分人件費を多めに支払うことができるので、比較的高めの単価を提示できます。(雇用と業務委託についてもまた別の記事で書きます)
中小企業の新入正社員からこのポジションに移って、「一気に給料が上がった!」と言っている人を見たことがあります。
なお、「フリーランス」というと聞こえはいいですが、ネットワークエンジニアのフリーランスは、大体は常駐型(普通に現場に出勤するお仕事)です。
えもんだ社長の経験上では、常駐型のフリーランスは業務的には派遣社員とほとんど一緒ですww
ここまでのまとめ
個人的な見解ですが、IT業界のポジションは、
- エンジニアリング能力を売って単価をもらっている人
- 企業に所属して月給をもらっている人
の2通りで大別されているように思います。
前者は派遣やフリーランスで、後者は正社員です。(※もちろん、エンジニアリング能力が高い正社員の方もたくさんいらっしゃいます)
これは、「法律の制約による雇用形態の違い」と「企業の人員構成方針」が原因で、労働者に期待する役割が異なるために出る違いです。どちらが良いとか悪いとかではありません。
こういった切り口から、自分がどちらが向いているのかをよく考えるのもいいかと思います。
効果的なポジション取りができれば、自分にとっても社会にとってもプラスな人生を送れるはずです (#^^#)
次回の記事では残りの4ポジションについて書きます。
それでは (*゚▽゚)ノ
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